今や老人向けサプリメントがいろいろ出てますから頼っている人もいるでしょう。
兎も角昼の時間帯のCMは老人対象のサプリメントが圧倒的に多いです。
老人にサプリメントを買わせる今の日本の商売は如何なものかと疑問を持ちます。
老人は年金生活ですから日々節約思考で過ごしています。
そんな老人へ狙いを付けてもたかが知れていると思いますよ。
GDP を押し上げる原動力にならないでしょう。
日本の低迷理由はデフレ脱却の出来ない理由はCMによると感じてます。
昔は家電やら車やら家具やらの宣伝が多かったですよ。
今じゃすっかりそうしたら企業の姿が出てきません。
これじゃ買いたい意欲を喚起されませんから家庭ではお金を貯蓄へ回してしまうでしょう。
何とも負のスパイラルに陥って仕舞ってます。
それにネットでモノを買う習慣になって来てから、安く手に入れる方に向かってます。
いよいよお金の流通量が減っています。
好景気とはお金の往き来即ち流通量が多い事でしょう。
少額から高額へとシフトせねば現状打破は不可能です。
好景気に湧く、その経験をしていない現代人は現状の沈滞ムードでも満足しているのでしょうかね。
その点我々の時代は凄かったからねえ。
何でも有り的な破天荒時代でした。
それがすっかり落ち着きはらって静かな生活スタイルに変貌して仕舞ったのです。
良き時代を経験して良かったと思います。
昭和と言う時代は破茶滅茶な事が出来たました。
戦争と言う破壊行為もしたし、壊滅状態から這い上がった努力もしたし、絶好調の景気も作ったし、この世の善悪を同時に経験しました。
そうした経験をした人々が現役を引退して次の世代がこの国を動かしています。
我々から見ると経験不足即ちいろいろな山や谷がある事を知らない、平坦な野原しか見てないのです。
よって深い谷に落ちている人々がいる事もわからないのです。
高い山は目立ちますから見えますが登ってみて初めて良い景色の素晴らしさを実感する訳です。
口達者な言論人が幅を利かす時代になってますから、奥深い感動的なものが無いのです。
それでも何ら不満を覚えないのです。
結局日本人は頭脳が衰退して仕舞ったのかも。
言論の自由とは言っても日本人の心の底には遠慮が有りました。
羞恥心も相当に強かったです。
しかし現代は言いたい放題、羞恥心無し、謝らない、謙遜と言う字が消されて仕舞ってます。
これも甘やかされた、甘ったれた過ごし方に原因があるのです。
厳しさこそが人を精神面で強くしますが、優しさの中では堕落の一途です。
挨拶もしない、会釈もしない、これじゃ日本に住んでいて日本人じゃ無いのかと言いたい。
エレベーターに乗り合わせたら最低でも会釈するもんです。
道行く人がこちらに向かって来たら、その人に迷惑が掛からない様に道を選ぶのです。
気を遣っていたら歩けやしない!これが現代人です。
一般常識の消失に繋がっているのは教育以前の心の持ち様です。
子供教育は親の務め、しかし現代の親は子供教育はしません、保育園がするものと勘違いしてます。
そこに厳しさが生まれるわけが無い。
と言う時代背景を覗くといろんな事が見えてきます。
老人の嘆きになるのでしょうか?